分離派会館
最終日に出かけました。
ウイーンの世紀末展、クリムト、シーレの作品とその周辺の作家たちの作品が並んでいました。
作曲家シェーンベルクが描いた人物像は初めて見ました。なかなか鋭い眼を持った人と感じました。
建築家のオットー・ワーグナーやアドルフ・ロースの図面などが興味深かったです。
絵画はクリムトとシーレのデッサンが素晴らしい!!
タブローももちろんいいのですが、彼らのデッサンにはタブロー以上の迫力を感じます。
ウイーンは過去3回ほど訪れたことがあります。大好きな街のひとつです。
パリやロンドンのような大きな都市ではなく、中心部は人間サイズに合ったコンパクトな印象があります。
季節が冬ばかりに行っていますので、次回は是非春に行きたいと思っています。
サントリーミュージアムが今回で閉館かも・・・。さみしいですね。
年末恒例のルミナリエに行ってきました。今年は忙しく、行けないだろうと思っていたところ、友人のお誘いで
幸運にも見ることができました。
震災から15年が経過した今年のルミナリエです。
その下を歩いていると音楽が流れています。
15年前はまったく音がなく、明るい光の芸術の中、ただ人々の震災へのさまざまな想いがゆっくりと流れていました。
暗い神戸の街に燈ったルミナリエ、その下を涙なしでは歩けなかったことも思い出しました。
美しい夜でした。
神戸市の北に位置する三田市で藍田真一プロデュース、第14回「アコギでええやん」という若手のミュージシャンのライブに、
今回チラシを私がデザインしたこともあり、 招待されました。
このライブのスペシャルゲストが私の憧れのミュージシャン「大塚まさじ」さん、1970年代の世の中を斜めに見ていた若者たちの
(そうでない人々も)ヒーローです。
ディラン、ディランⅡのレコードを擦り切れるぐらい聴いたものです。
最近何度かライブに出かけてますが、ただ聞いて帰るだけで満足しています。
今回は、ご本人と直接お会いしてお話できる時間を持てました。
感動です。
ライブも素晴らしい、「大塚まさじ」ワールドがあふれ出てその世界に引き込まれました。
「男の美学」を感じて、私も「男の美学」を持てるように努力をしなければと・・・。
大塚さんが私よりも1歳だけ年上なのですが・・・。
うっむ・・難しいかも。でもがんばります。
半月ぶりの東京です。またもや忙しい一日でした。 東京都庭園美術館での「パリに咲いた古伊万里」展に行ってきました。 骨董好きにはたまらない展覧会です。 輸出用に作られた皿など、日本では実際に目にすることがない文様が魅力的です。 「盛期の伊万里」と言われる延宝時代のものなど、確かに中国の景徳鎮のものを凌駕していると感じます。 これらはパリ在住の日本人(碓井氏)がコレクションされているとのこと、感動です。 ●午前中、来年の個展の打ち合わせに銀座のTAMURA Akioギャラリーにお邪魔しました。 2010年1月30日(土)から2月13日(土)までここのギャラリーで個展を開催させていただくことになりました。 銀座1丁目のビルの7階、シンプルで清潔感のある素敵な画廊です。 是非その節はお出かけ下さいませ。 また来年1月にはこのホームページでご案内差し上げます。 よろしくお願いいたします。
日曜日、「速水御舟」の展覧会に行ってきました。東京の広尾にある現代的で新しく、落ち着いた美術館でした。
速水御舟は日本画家の中でも大好きな画家の一人です。
体系的に展示されるのは、大変稀なことではないでしょうか。
理屈抜きで「すばらしい!!」の一言です。
同じ空気を吸っている人間が描いたとは思えない、なぜこんなにも厳しく、高貴な絵が描けるのか・・・。
言葉や文章に出来ない衝撃を受けて帰りました。
その後、上野に行き、「皇室の名宝」展と「古代ローマ帝国の遺産」展にも行ってきました。
なんと人の多い!さすが東京!
「皇室の名宝」展は人垣で見ることが出来ませんでした。
しかし、良い刺激を受けた、充実した一日でした。
余談です: 上野に行くと必ずこのシロナガスクジラの彫刻(?)の前を通ります。これを見るたびに、
本や画像でしか見ることができない大きな古代の恐竜がやっぱり、この地球にいたんだなと思えるのです。
妙に納得!!。
あいにくの雨模様の空でしたが、思い切って滋賀県近江八幡に出かけました。
「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展 in 近江八幡」という野外展(?)です。
建築家のヴォーリズが残した建物を見て回りました。
決して豪華でもなく、自己主張を感じさせない温かみを感じるすばらしい建物で、約80年から90年前に建てられたもの
もありました。
家(生活する空間)は本当に大事ですね。人が成長するのに重要な役割を果たしています。
帰りにお土産やさんに入ると意外なものに目がとまりました。
暗い店内で可愛い塗りの椀、4つあって信じられないような値段だったので、おうちに連れて帰りました。