日記ごあいさつ

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2009年12月23日(水)  「クリムト、シーレ ウイーン世紀末展」 サントリーミュージアム

              分離派会館

 最終日に出かけました。

 ウイーンの世紀末展、クリムト、シーレの作品とその周辺の作家たちの作品が並んでいました。

作曲家シェーンベルクが描いた人物像は初めて見ました。なかなか鋭い眼を持った人と感じました。

建築家のオットー・ワーグナーやアドルフ・ロースの図面などが興味深かったです。

 絵画はクリムトとシーレのデッサンが素晴らしい!!

タブローももちろんいいのですが、彼らのデッサンにはタブロー以上の迫力を感じます。

 

 ウイーンは過去3回ほど訪れたことがあります。大好きな街のひとつです。

パリやロンドンのような大きな都市ではなく、中心部は人間サイズに合ったコンパクトな印象があります。

季節が冬ばかりに行っていますので、次回は是非春に行きたいと思っています。

 

サントリーミュージアムが今回で閉館かも・・・。さみしいですね。

 

2009年12月14日(月)  神戸ルミナリエ

        

 年末恒例のルミナリエに行ってきました。今年は忙しく、行けないだろうと思っていたところ、友人のお誘いで

幸運にも見ることができました。

 震災から15年が経過した今年のルミナリエです。

 その下を歩いていると音楽が流れています。

15年前はまったく音がなく、明るい光の芸術の中、ただ人々の震災へのさまざまな想いがゆっくりと流れていました。

暗い神戸の街に燈ったルミナリエ、その下を涙なしでは歩けなかったことも思い出しました。

 美しい夜でした。

 

2009年12月13日(日)  大塚まさじライブ

 神戸市の北に位置する三田市で藍田真一プロデュース、第14回「アコギでええやん」という若手のミュージシャンのライブに、

今回チラシを私がデザインしたこともあり、 招待されました。

 このライブのスペシャルゲストが私の憧れのミュージシャン「大塚まさじ」さん、1970年代の世の中を斜めに見ていた若者たちの

(そうでない人々も)ヒーローです。

ディラン、ディランⅡのレコードを擦り切れるぐらい聴いたものです。

 最近何度かライブに出かけてますが、ただ聞いて帰るだけで満足しています。

今回は、ご本人と直接お会いしてお話できる時間を持てました。

 感動です。

 ライブも素晴らしい、「大塚まさじ」ワールドがあふれ出てその世界に引き込まれました。

「男の美学」を感じて、私も「男の美学」を持てるように努力をしなければと・・・。

大塚さんが私よりも1歳だけ年上なのですが・・・。

 うっむ・・難しいかも。でもがんばります。

 

2009年12月4日(金)  TAMURA Akio GALLERY  と  「パリに咲いた古伊万里」展 東京都庭園美術館

      

 半月ぶりの東京です。またもや忙しい一日でした。

 東京都庭園美術館での「パリに咲いた古伊万里」展に行ってきました。

骨董好きにはたまらない展覧会です。

 輸出用に作られた皿など、日本では実際に目にすることがない文様が魅力的です。

「盛期の伊万里」と言われる延宝時代のものなど、確かに中国の景徳鎮のものを凌駕していると感じます。

 これらはパリ在住の日本人(碓井氏)がコレクションされているとのこと、感動です。


 ●午前中、来年の個展の打ち合わせに銀座のTAMURA Akioギャラリーにお邪魔しました。

2010年1月30日(土)から2月13日(土)までここのギャラリーで個展を開催させていただくことになりました。

銀座1丁目のビルの7階、シンプルで清潔感のある素敵な画廊です。

 是非その節はお出かけ下さいませ。

また来年1月にはこのホームページでご案内差し上げます。

よろしくお願いいたします。

            

 

2009年11月15日(日)速水御舟展 山種美術館        

日曜日、「速水御舟」の展覧会に行ってきました。東京の広尾にある現代的で新しく、落ち着いた美術館でした

   

 速水御舟は日本画家の中でも大好きな画家の一人です。
体系的に展示されるのは、大変稀なことではないでしょうか。
理屈抜きで「すばらしい!!」の一言です。
 同じ空気を吸っている人間が描いたとは思えない、なぜこんなにも厳しく、高貴な絵が描けるのか・・・。
言葉や文章に出来ない衝撃を受けて帰りました。
 その後、上野に行き、「皇室の名宝」展と「古代ローマ帝国の遺産」展にも行ってきました。
なんと人の多い!さすが東京!
 「皇室の名宝」展は人垣で見ることが出来ませんでした。
しかし、良い刺激を受けた、充実した一日でした。

 

 余談です: 上野に行くと必ずこのシロナガスクジラの彫刻(?)の前を通ります。これを見るたびに、

本や画像でしか見ることができない大きな古代の恐竜がやっぱり、この地球にいたんだなと思えるのです。

妙に納得!!。

 

2009年10月24日(土)ヴォーリズ展

近江八幡1            近江八幡2

 あいにくの雨模様の空でしたが、思い切って滋賀県近江八幡に出かけました。

「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展 in 近江八幡」という野外展(?)です。

建築家のヴォーリズが残した建物を見て回りました。

 決して豪華でもなく、自己主張を感じさせない温かみを感じるすばらしい建物で、約80年から90年前に建てられたもの

もありました。

 家(生活する空間)は本当に大事ですね。人が成長するのに重要な役割を果たしています。

 

 

 帰りにお土産やさんに入ると意外なものに目がとまりました。

暗い店内で可愛い塗りの椀、4つあって信じられないような値段だったので、おうちに連れて帰りました。

 

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